佐伯司朗所長が浜名湖花博「昭和天皇自然館」タイトルと御製八首を揮毫

2004年4月8日から、静岡県浜松市で開催されている「浜名湖花博」のパビリオンのひとつ、「昭和天皇自然館」のタイトル文字と御製八首を佐伯司朗所長が揮毫されました。
佐伯司朗所長は、故・中島司有先生が昭和41年から務められた宮内庁文書専門員(天皇・皇后両陛下祐筆)を平成13年から引継ぎ、現在も今上天皇・皇后両陛下のただ一人の祐筆として務められています。
「昭和天皇自然館」は、昭和天皇陛下が伊豆須崎や那須御用邸で採取された標本を中心に、生物学者としての昭和天皇陛下のお姿やご功績などが六つのゾーンに分けて展示されています。
今回「浜名湖花博」の「昭和天皇自然館」開催にあたり、主催者からの要請で、パビリオン入り口の看板(高さ180p×幅90pのクリスタル板)を楷書で揮毫、図録のタイトル文字を篆書で揮毫されました。また、パビリオン内には、昭和天皇陛下が詠まれた1万首の御製の中から、歌人で國學院大學名誉教授・歌会始の選者である岡野弘彦先生が選ばれた、花に関する御製八首を佐伯所長が楷書で揮毫されました。御製一首ずつが、高さ400p×幅80p×厚さ2pのクリスタル板に焼きつけられています。御製は、春夏秋冬の四首で、前期・後期の2期にわけて、計八首が展示されます。

 


「昭和天皇自然館」図録